「長年使ったカーペットを、掃除がしやすいフローリングに変えたい」
「歩くと床がぶかぶか沈むので直してほしい」
こういう相談がよくあります。
その場合、カーペットを敷き直すより、フローリングに変えるのがいいと私は思います。
その方が安価だし、工期も短くて済みます。
カーペットのぶかぶかの原因と直し方
カーペットがぶかぶかするのは床板が原因です
歩くとぶよぶよするのは、ほとんどが床板の劣化です。
カーペットが敷いてある場合、その下の板はコンパネといって、12ミリの太いベニヤが貼ってあります。
その下に根太があるんですが、そのコンパネが劣化して柔らかくなったので、踏むと、根太と根太の間のところが沈んでぶかぶかしてるんです。
根太が傷んでいたとすると、トランポリンみたいに大きくぼよーんと沈みます。
その場合は根太から直さないといけないけど、そういうケースはまれで、だいたいは根太はしっかりしていて、コンパネの傷みの場合が多いですね。
フローリングに貼り替えるメリット
もし、カーペットを貼り替えるとしたら、カーペットを剥がしてその下のコンパネも貼り替えないといけないんです。
そのコンパネが傷んでいるのだから。
コンパネを剥がして貼り替えて、その上にカーペットを敷くことになります。
フローリングにするのなら、このコンパネを貼り替える工程をしなくていいんです。
カーペットを剥がして、コンパネの上からフローリングを貼れます。
ただし、コンパネと根太が浮いていたりするので、ビス止めとかの下地調整は必要ですが。
だから私はカーペットのぶかぶかはフローリングに変えることをおすすめします。。。
もちろん、根太が劣化しちゃっていたら、根太からやらないといけないですけれど。。。
*もちろんカーペットがいいという場合は、下地を貼り替えてカーペットを新しくすればいいと思います。

事前にお伝えしておきたいのは、年数がたつと住まいは曲がります。
上貼りなので幅木を外さないため、少し隙間ができるときがあります。
それをコーキングで埋めます。
その前提で依頼してください。
それが気になる方は上貼りはやめた方がいいです。
あくまで修理ですので、極端に神経質な方はご遠慮ください。
カーペットをフローリングに貼り替え施工事例
【鎌倉】8畳のカーペットのお部屋をフローリングに
ずいぶん前からのお客さんです。
なにかあると私に相談してきてくれます。
今回は8畳のカーペットの寝室の床がぶかぶかするということでした。
カーペットに特にこだわりはないということだったので、フローリングに貼り替えることに。。。
カーペットを剥がす
カーペットをはがします。
結構分厚いので大変なんです。

はじっこにグリッパーという、小さな釘がいっぱいでている木があります。
ここにカーペットを引っかけて貼ってあるんです。
これをグリッパー工法と言います。
その下にうすい断熱材が敷いてある。

それもはがすと床板がでてきます。
この上から直貼りします。
場合によっては、下地の上に根太を組み、断熱材を入れることもありますが、床が高くなっちゃうので、ドアとの段差ができてしまいます。
だいたいの場合、カーペットを敷く前提で造ってあるので、高くするとドアの下がぶつかってしまうので、できないか、ドアの下を削るとかしないといけないんです。
長年やってきて、あとから聞いても、断熱材は入れなくても平気だったとおっしゃる方がほとんどです。
今回も上から直接貼りました。

フローリングを貼る
下地が浮いているので、ビス止めしたり下地調整に時間をかけました。
これが大事なんです。
何の仕事もそうでしょうけど、ツボがありますよね。
見えないけれど、こういうことをしっかりやるかやらないかで耐用年数が変わってきちゃうんです。
そして、貼っていきます。
写真が見づらいですが、濃いめの色合いですね。
濃いめは落ち着きます、うすい色合いは明るく感じます。

途中まで貼ったところ。
約8帖のお部屋なので、結構広いですね。
完成。
窓からの日差しが反射しています。。。


人の中で 人として 思いやり
仕上がると、奥さんは近所の96歳のおばあちゃんのところに行き、きれいになったからと見せていました。
うれしいうれしいとはしゃいでいて、仕事冥利につきます。
ここのご夫婦はとても穏やかで、寛容で、ゆったり生きています。
言葉のひとつひとつに相手を思いやっていることがとてもよくわかります。
私のお客さんはこういう方ばかりです。
もちろんいろんな人が社会にはいると思います。
ニュースはぎすぎすすることばかりです。
だけどほんとうは、相手をいたわり、ゆったりと暮らしています。
私はいつも感謝と思いやりの中でお仕事をさせていただいています。
池に水草が浮いていて、欲しい人がいたらいくらでも持っていきなさいと言ってくださいました。
後日、私はいつものおばあちゃんが欲しがっていたので、いただいて持っていきました。
そのおばあちゃんはとても喜んで、新潟産のお米の新米を持たせてくれました。
それを水草のお礼に持っていくと、またまたとても喜んでくれました。
私たちが生活して、仕事をしているというのは、暮らしているというのは、愛を表現したり、共有したり、学び直すためなのではないかと感じさせられました。
【寒川】カーペットの廊下をフローリングに
ご年配のご夫婦。
何度か頼んでくれています。
「廊下をなんとかして」ということで、行ってみると。。。
思いきってフローリングに変えることを提案
踏むと、あっちこっちが沈んじゃいます。
奥の四角いところは、私が以前そこだけ剥がして下地を直したところです。

もうお年なので大がかりにはしたくないということで、だいぶ前にやったんですが、何カ所も傷んできたので、同じような修理は無理でした。

カーペットに変えると下地を剥がして貼り直さなきゃいけないので、おおがかりになっちゃいます。
いっそのこと、フローリングにしてはいかがかですか?
根太はまだ大丈夫そうですし。。。

「あんたに任せるから。な、ばあさん。。。」
「私たちはわかんないから、いいようにやって。怪我しないようにね」
で、見積りをして、別の日作業することに。
カーペットを剥がす
まずカーペットを剥がします。
こちらは、もともとはフローリングだったんですね。
その上にカーペットを敷いていましたね。
剥がしてわかりました。
それでも根太がしっかりしているので、大丈夫。
浮いちゃっているところをビス止めしたり、コーキングで埋めたり下地調整。

フローリングを貼る
作業工程を細かく書いても、取説じゃないのではしょります(笑)。
だけど、在来工法の住まいは、根太がしっかり作られていますから、丈夫ですね。
仕事をしていていつも思いますが、築30年以上の住まいは、東北などからの出稼ぎの大工さんが作っている場合が多いんです。
ほんとうにきちんとしているし、しっかりしている。
さすがだなあといつも感じます。
完成。
上がり框(かまち)のところはスロー部の部材を使っています。


ぶかぶかの床は家族の歴史
仕事をしている途中で、買い物に行ってくると、ふたりででかけました。
道具を取りに行くときに、後ろ姿が見えて、なんか泣いちゃいました。

毎日、毎日、この廊下からでかけていって、帰ってきてこの廊下を通って。
家族で笑ったり泣いたりして。
ぶかぶかの床は、家族の歴史そのものですよね。
いつもありがとうございます。
カーペットをフローリングに変えたいと思ったら
私はしつこいセールスとか、一切しません。
まず下見をして、お話を聞いて、見積りをしてからお仕事します。
今は一人でやっていますから、柔軟に対応できます。
料金は平米では高くなるので、材料と手間と利益でばんとだしちゃっています。
細かく見積りしてほしいということならそうしていますけど。。。
いつでも気軽にご相談ください。
ここも参考に
フローリングの上貼り施工事例
畳をフローリングに
フローリングの張り替え 根太から
畳の床板修理




