畳がぶかぶかするというご相談でした。
はじめてのお客さん。
ずっと放っておいたけど、気にはなっていて、タウンニュースというタウン誌を見て、電話をかけてくださいました。
*タウンニュースさんには15年くらいお世話になっていて、たまにコラムで掲載しています。
畳のぶかぶかは 畳の劣化か下地の傷みが原因

畳がぶかぶかするのは、畳自体が古くなって中が柔らかくなっちゃってぶかぶかする場合と、下地が劣化しているのか、どっちかです。
これまでの私の経験では、だいたい8割方は下地の傷みです。
もし畳の経年劣化なら、あたり前ですが下地を直してもむりですよね。
それは、畳を外してみればすぐにわかります。
私はだいたい、踏んでみるとわかりますけれど。。。
今回の場合、下地が劣化してぶよぶよになっていました。
なので見積りをして、日程を決めて、お仕事をさせていただきました。
畳の下地の修理
簡単に言うと、根太は大丈夫なんです。
貼ってある板の寿命です。
フローリングもそうですけど、床は大引きという太い柱の上に垂木が乗っていて、それが床の下地です。
その上にコンパネという12ミリの板が貼ってあります。
そのコンパネが痛んでいるので、根太はそのままでコンパネを貼り替えればいいんです。
それも全部する必要はなく、その部分だけ修理すればいいんです。
もちろんほとんどが傷んじゃっているのなら、全部貼り替えます。
傷むのは、よく踏む場所です。
本棚の前とか、入り口の一歩目とか。
暮らしの重みですね。
家族の歴史です。
毎日踏む場所だから、どうしたって痛みます。
ちゃんと直せば、大丈夫^^。
傷んだコンパネを剥がす
畳を外して、傷んだコンパネを剥がします。
垂木のところに合わせて、電光のこぎりで切り込みを入れて、剥がします。

床下が乾いていて安心しました。
虫も大丈夫そうです。
こういうお仕事の時、床下をのぞけますから湿気や害虫をチェックできます。
根太の調整
写真の上のところは、根太が入っていないので新しく入れます。
ちなみに根太は垂木の45ミリ×35ミリ。

下と真ん中にも入れます。

大工は建設業じゃない 人を相手にするサービス業だと信じたい
ここで休憩。
コーヒーと手作りのお菓子でもてなしてくれました。
こういうのが、この商売やっていて、ほんとうにうれしいんです。
気持ちだから。
いろんな話をしました。

いつも思うけど、それぞれの暮らしや生き方や苦労があるんです。
生きてりゃ、いろいろありますね。
だけど、誰でも、荷や苦やさまざまを抱えながら、どっこい生きてるんですね。
手作りのスイーツは、ほんのりと優しいあまさがありました。
この人の人間性そのままのおいしさでした。
スイーツって、人を元気にする力がありますね。
パワーと優しさを、そっと、おすそわけしてもらいました。

作業再開
コンパネを貼ります。
ビスでしっかりと固定しました。

完成 人って 人が喜ぶのがうれしい
畳を戻して、完成です。
ちなみにこのお仕事は22000円。
半日の作業でした。
もう大丈夫です。

その言葉は、私にとっての祈りの言葉です。
気持ちがほんわかとして、疲れがぶっとびます。
人って、人が喜ぶのがしあわせのひとつですね。
仕事ってお金だけじゃない。
人として人とふれあい、お互い様の気持ちが共鳴し、それが浸透して、延長するのだと思います。。。
いつもありがとうございます。

