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ラティスで簡単な塀を作る 大工 茅ヶ崎 藤沢 大磯 寒川 鎌倉 平塚

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昔からのおつきあいのお客さんからの相談でした。

隣りのおばあちゃんが施設に入っちゃうので、そこは解体され新しい家が建つということで、その境に簡単に塀を作ってほしいとのことです。

そのおばあちゃん、私もなんどかお仕事させて頂いたことがあるんですが、穏やかな方で、このお客さんとも仲がよかったんですが、知らない人が越してくるから、なにもない状態はさすがにまずいということで、どうしようかということでした。

 

ラティスなら手軽にフェンスとして設置可能です

 

といっても、となりとの境には生け垣の代わりに植木が植わっていて、一部分だけがない状態です。

 

 

ブロックを基礎からやって、なんてしていたら大変なので、ラティスでフェンス代わりの塀にすることを提案しました。

それなら簡単な基礎に柱を立てればいいので、数万円でできます。

ブロックから本格的にやってたら大きな工事になっちゃいますから。

 

ということで、見積りをして別の日、作業に。

 

ラティスで塀を作る

 

ラティスの幅をつめる

 

売られているラティスは規格があってサイズが決まっています。

この場合、1800ミリ×900ミリ。

設置したい横幅が1600ミリくらいなので、切ります。

みなさんはラティスを切るのは大変と思っていますが、実はそうでもないんです。

 

 

まず、横の桟を外します。

それで中のバッテンになっているのをまっすぐに切りそろえればいいんですね。

桟の溝と合わせる必要があったりとか、細かい調整は必要ですけど。

 

 

ラティスの柱を立てる

 

柱を立てます。

ラティス用の柱が売っていますので、それを使いました。

穴を掘り、モルタルを詰めて柱をまっすぐに立てます。

ここで、大工ならではのアイデアがあります。

”モルタルは練らないで、そのまま入れちゃうんです”

練っていると固まるまで待たないといけないので、翌日まで待たないとならないですね。

そうじゃなくて、粉のまま穴に入れちゃうんです。

石とかでまっすぐに動かないようにして。

 

 

それで、水をかけて、土をかぶせればいいんです。

 

 

動かすところじゃないですから、土の湿気で自然に水分が浸透して、固まります。

これが大工のやり方。

 

ラティスを設置

 

ラティスを柱に設置します。

ビスで止めればいいだけです。

木工ボンドを使うと、修理とかで外すことができないですから。

そして、器具も売ってますけど、そういう器具はけっこう高いんです。

ビス止めで十分なんです。

 

 

左右、前後の水平、垂直を調整して完成です。

 

 

数日さわらなければ、もう大丈夫です。

 

 

終わって、お茶をごちそうになりました。

隣りのおばあちゃんのことを心配し、さみしがっていました。

昭和の感じじゃないけど、お醤油の貸し借りするような仲良しだったから。

すぐに取り壊され、三階建ての今風のメーカーハウスが建つらしいです。

植木も引っこ抜いちゃって、コンクリートで固めちゃうんでしょうか。

なんだか、味わいとか、情とかが少しずつなくなっているような気がします。

これも時代でしかたないんでしょうか。。。

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