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便利屋茅ケ崎 枕木と自作の手すり 長生きの秘訣 

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古くからのお客さんの紹介のお仕事でした。

庭の枕木が一部腐って、歩くのに危ないとのこと。

94歳のおばあちゃん。。。

杖を使っているけれど、毅然としています。

凜とした佇まい。

 

外構工事の業者に相談したところ、大げさな工事になってしまうとのことで、私を紹介してくれました。

枕木がぶかぶかするし、手すりがほしいとのこと。

必要なことだけすればいい。

腐った枕木を交換して、手すりを自作することに。

 

枕木の設置

 

傷んだ枕木を外します。

天気がよかったから、私の影が映っています。。。

爛漫の春。

ツツジが芽をつけていました。

 

市販の枕木。

こういうので充分です。

防腐加工してあるので、20年とかもつと思います。

 

 

いきなり完成写真になっちゃいますが、砂利を敷いて、固め、水平を何度も何度も確認して、踏み固めました。

作業に夢中だと、写真を撮るのを忘れてしまいます、いつものことですが。。。

 

左の杭は手すりの土台です。

 

自作の手すり

 

業務用で仕入れることはできますが、木の手すりがいいということでしたので、自作しました。

屋内用の階段などで使用する木の手すりは、外で風雨にさらされ続けるとすぐに傷んでしまいます。

太さも太めがいいということだったので、杉の丸太を焼いたもの(焼き杉)を使いました。

杭として使うものです。

焼くことで防腐効果があります。

 

 

これもいきなり完成写真ですが、コンクリートで基礎を作り、高さ、角度など細かく調整しました。

お庭での、この自作の手すり、結構喜ばれます。

 

 

 

お客さんに確認してもらい、何度も歩いて、「これはいい。丈夫だ。これはいい」と繰り返してくれました。

「うれしい、うれしい。よかった、よかった」と何度も、何度も。

仕事冥利に尽きるのはこんな時です。

仕事をさせていただいた上に、喜んでもらえる。

 

長生きの秘訣

 

うれしいとか、よかったとか、ありがとうという言葉は、魔法の言葉だと思います。

元気がでるし、あたたかいパワーをもらえる。

そして、優しい気持ちになれます。。。

おばあちゃんが喜んでくれたのは、私のことを思いやってのことです。

一生懸命頑張って仕事をした私への気配りです。

思いやり。。。

人って、人が喜ぶと、うれしい。

これは理屈じゃないですね。

 

きっと、いろんなことがあって、多くのことを経験してきているから、そういうことを知っていて、自然にそういう言葉がでてくる。

思いやり。

感謝。

きっとこの人は、そうやって生きてきたのだろうと思いました。

もちろん、それだけではない、荷や苦もしょっているでしょう。

だけど、人としての基本がちゃんとしている。

そしてそれは、他者に対してだけではなく、自分にもそうなのでしょう。

自分にも思いやりで、あたたかく、優しく、赦してきたのでしょう。

だからきっと、お天道さまがみかたしてくれているのでしょう。

 

優しい気持ちで、家路につきました。

宮沢賢治を読みたいなと思いました。

 

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