大工

玄関ドアの修理 塗装 交換じゃなくて、小さな修理でいい

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玄関ドアの修理の仕事でした。

ほんとうに久しぶりのお客さんでした。

いろいろやってほしいとのこと。

 

玄関ドアの修理、床のフローリング上張り、廊下の天井の修理、外壁の塗装などなど。

順番にやらせてもらいました。

まずは玄関ドアの修理から。

 

大がかりなドアの交換ではなく修理で

 

外枠が木枠の昔ながらの玄関ドアです。

 

 

中は鉄なので、さびて腐食しています。

 

 

木枠もほとんど落ちちゃって、腐食が進んでいました。

 

 

 

さすがに全部交換しなければと思っていたらしく、予算を気にしていました。

玄関ドアは、ドアだけの交換というのはほぼできないんです。

ドアは枠もセットなので、枠からの交換になります。

そうなると、枠の周りも壊したり調整が必要で、大掛かりになります。

なので、修理でなんとかすることを提案。

枠をなんとか直して、ドアの腐食を補修し、調整してペンキを塗ることで、何とか対応できると説明しました。

それなら任せるからということに。

 

玄関ドアの修理

 

細かい写真は仕事に夢中で撮らなかったんですが、ドアの腐食している部分をコーキングで埋めました。

中に詰め物をして、なんとかかんとか。

結構苦労しました。

 

 

それから外枠を外して、張りなおしました。

ほとんど跡形もないくらい、劣化していたのでぼろぼろとすぐ取れました。

垂木を削り、寸法を調整。

これも結構細かい作業だし、何度もやり直しました。

途中で少しくたびれちゃったけれど、喜ぶ顔を想像してなんとかやりました。

お茶とお菓子を用意してくれたので、一服。

 

 

蝶番(ちょうつがい)の調整とか、枠と玄関の収まりの微調整とかやっぱり大変でしたけれど。。。

文章にすると簡単だけれど、これでほぼ1日の作業。

 

玄関ドアの塗装

 

修理したら、塗装してきれいにします。

まずは養生というマスキング。

 

 

そしてケレンという、古いペンキをこそげ落とす作業。

 

 

養生とケレンが塗装では大切で、仕上がりに影響してきます。

塗装って、塗るのは実は半分くらいの工程で、その前の下準備が大切なんです。

料理だって仕込みが大切ですよね、あれと同じです。

 

必要なことをして感謝される 仕事の悦び

 

完成。

ドアのアップの写真ではないから見づらいですが。

 

 

 

玄関をそっくり取り換えると、数十万円かかります。

今回は数万円でなんとかなりました。

これでしばらくは大丈夫。

なんかあったら、また電話してくれればいいんですから。

 

よかったよかったと手を叩いて喜んでくれました。

 

これがエボシ流です。

必要なことをお仕事としてやらせていただいて、感謝していただいて、それで私は米を買う。

自分のところが儲かればいいという業者が増えました。

もっとも大手は、小さな仕事ではやっていけないんでしょうけれど。

 

もう少し書けば、自分さえよければという人が、そういう風潮がふえたのかもしれません。

だけどお互いさまや思いやりって、地球に、街角に、まだまだあります。

それを信じていれば、しあわせに近いのだと思います。

 

私は若い頃、いろいろなことで悩み、アジアを放浪しました。

インドでヒンズーの教えや瞑想を学びました。

スピリチュアルの教えを学びました。

 

それはもちろんとても素晴らしいものだと思います。

それでも私は、ただ普通に、宇宙が望むままに生きていけばいいのだと思います。

人として、あたりまえに、普通に、愛や思いやりを信じて。

 

-大工

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