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木製雨戸の張り替え 修理 湘南茅ケ崎 藤沢

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木製雨戸の張り替えは、困っている方が多く、遠くからの問い合わせもあります。

近くにやってくれる業者さんがいない場合、ある程度の枚数ならお伺いしますので、まずは相談してください。

 

雨戸の張り替えをしました。

木の雨戸は、ベニヤを張り替えて対応できます。

使えるものは、修理で直して使った方がお得です。

 

 

 

古くなってしまい、このような状態でした。

 

古いベニヤをはがす

 

まずは外枠から古いベニヤを外します。

カッターナイフで、外枠とベニヤに切り込みを入れます。

こうしないと、古いペンキがくっついてきて、外枠が割れてしまう可能性があるからです。

 

 

 

裏返して、玄翁で叩いて枠をはずします。

この時、外枠に傷がつかないように、垂木などを充てるのがポイント。

 

 

片方の横の外枠を外して、そこから古いベニヤを引っぱりだします。

そうすると下のように骨組みだけが残ります。

 

 

 

新しいベニヤを貼る

 

耐水ベニヤを切りそろえます。

両サイドを10ミリくらい大きくとります。

溝に入る分ですね。

 

必ず耐水ベニヤを貼ります。

それで厚さは3ミリのもの。

2ミリでも対応できますが、年数がたった時ぶよぶよしてきちゃいますから。

雨戸の枠の溝にはめていきます。これがちょっとしたコツがある。

 

 

 

下までしっかり入れて。

 

 

はずした横の枠をしっかりはめ込みます。

雨戸は、また張り替えができるように、ボンドをつけてはダメなんです。

 

 

 

釘を打つために骨組みの場所に鉛筆で線を引きます。

 

 

 

そしてくぎを打っていきます。

必ず真鍮の釘を使います。

さびないように。

 

 

 

釘を打っていたら、子供のカマキリが遊びに来ました。

手を止めて、しばらく見ていました。

いつまでも逃げていかないので、手に乗せて、草むらに返しました。

しっかり大人になるんだぞ^^

 

 

ペンキを塗ります。

 

ペンキは木部はほとんどの場合、二度塗りする必要があります。

乾かしている時間にお客さんがおやつにと、サンドウィッチを作ってくれました。

ソーセージ、チーズ、キュウリ、トマト、それから愛情が挟んであって、バターの味が懐かしい感じで、気持ちが温かくなります。

 

小さな仕事をコツコツ廻っているので、けして大きな会社でもないし、稼げる仕事ではありませんが、お客さんとの触れ合いとやりがいこそ大工としての私のプライドです。

 

ペンキを塗る

 

 

今日は、梅雨の晴れ間で天気もいい。

 

二度塗りして、乾かして元に戻して完成。

 

 

木の雨戸ははがれだすとすぐに、ぼろぼろとはがれてきて、見た目がどうしてもよくありません。

ベニヤの張り替えでこんなにきれいになります。

 

リフォーム屋さんや工務店に聞いたら、ほとんど枠からサッシに交換しないといけないと、だいたい言われちゃいます(すべてじゃありません、良心的な工務店さんもありますが)。

 

本当は木の雨戸のほうが、風の強いときなど、音がうるさくなくていいんです。

それに、木の温もりがあるし、人間くさいし、なんかいい。

木戸の場合、雨戸も枠も修理でなんとかなる場合が多いです。

昔ながらの木戸は今は少なくなりました。

大切にしてほしいと思います。

 

いつもありがとうございます。。。

 

*木製雨戸の張り替えは、困っている方が多く、遠くからの問い合わせもあります。

近くにやってくれる業者さんがいない場合、ある程度の枚数ならお伺いする場合もありますので、まずはご相談してみてください。

 

コラム 蝉

 

おかげ様で、私はこの仕事を始めて23年になる。

もうなのか、まだなのかわからないがとにかく、23年やっているとそれなりに知ってくれている方も増えた。

買い物に行くと挨拶をしてくださる。

車で走っていると、クラクションを鳴らしてくれたり手を振ってくれる。

だから鼻くそもほじれない。

別に芸能人でもなんでもないのに。

この間、外で仕事をしていると近所のおばあちゃんがわざわざお茶を持ってきてくれた。

「みんな頼りにしてるのよ」その言葉は、私の心を鷲掴みにした。

みんながこんなわたしによくしてくれる。

泥まみれの私は仕事の手を止めて茅ケ崎の夏の空を仰いだ。

くすの木に止まっていた蝉が鳴き上げる。

私は、首にかけたタオルで汗をふくふりをして涙を拭いた。

-大工

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