ペンキ 大工

木造の戸袋 雨戸の塗装と修理 茅ケ崎 必要とされること

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木造住宅、いわゆる木のお家が本当に少なくなりました。

 

今回は木造の雨戸、戸袋、窓枠の塗装と簡単な修理をしました。

 

木製戸袋 雨戸 敷居の修繕と塗装

 

一昔前の雨戸の戸袋は、こんな感じでしたね。

今となれば、懐かしい感じもします。

戸袋と窓枠はもちろんセットですから、戸袋が木ならば窓枠も木製です。

 

 

 

今は、ほとんどがサッシです。

そして業者に頼むとサッシに交換したほうがいいと、だいたい言われます。

だけど、私は昔ながらの木を大切に、可能なら直して使うべきだと思っています。

木の方が風が強い時など、うるさくないんです。

サッシは少し隙間があると、金属がぶつかる音がうるさいです。

それに木の佇まいがなんか味わいがありますよね。

もちろん、予算も交換したほうが高額です。

 

今回は、細かい部分にコーキングといってパテのようなもので補修し、ペンキを塗りました。

 

敷居は、塗装のあと、すべりがよくなるようにロウを塗ってすべりをよくしました。

お仏壇のロウソクのお尻のところを、すべりがよくない敷居に塗るとずいぶん違います。

 

 

 

使えるものはなるべく使うべきだと思います。

 

雨戸を張替えたときのことはここに書きました。

 

茅ケ崎の春

 

まだまだ寒いのに、梅が咲き始めていました。

 

 

茅ケ崎にも春がすぐそこまできていました。

 

必要とされること

 

前にも書きましたが、茅ケ崎も木造の住宅がどんどん減っています。

今風のおしゃれなお家が増えています。

マンションとか。

海側も大きなマンションがいくつもできていますね。

 

しばらくぶりに通る道は、わかんないほど変わっちゃっているときもあります。

このあいだも昔ながらのお客さんが施設に入ることになり、お家を処分しました。

すぐに新しいお家が3件も建ちました。

庭の梅も琵琶もなくなって、コンクリートで固められていました。

 

今風の建物を眺めながら、縁側でお茶を飲んだこと、戦争の話を聞かせてくれたこと、私のことを心配してくれたことなどを思いだしました。

もう一番最初からのお客さんは、ほんとうに少なくなりました。

みなさんほとんど90代です。

私の仕事も少しずつ減ってきています。

今風のメーカーハウスは材料も作りも違うので、私にはできません。

私は木造の大工ですから。

 

そろそろ潮時かなあと思いますし、いろいろと考えます。

それでも、必要とされるなら、うれしいことだし、やっていく意味はあるのでしょう。

だいたい工務店やリフォーム会社は、利益のために大きな仕事をしたがります(そうじゃない親身な業者ももちろんいますが)。

小さな、中途半端な大工仕事をするところがないとしたら、私のやっていることに価値はあります。

食べていけるうちは、必要とされるということなので、続けていこうと思います。。。

 

いつもありがとうございます。

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