茅ヶ崎での大工仕事です。
ガレージに、引き戸をつけたいとの相談でした。
木製のガラスの引き戸を、知り合いから譲り受けたのでそれを活用したいとのこと。
リフォーム屋さんや工務店さんに相談しても、大がかりになってしまうとのことで、私に相談してきてくれました。
こんな感じのガレージ。
譲り受けたと言う引き戸。
昭和の感じでいいですね。。。
引き戸の枠から作る
相談の上、2バイ4の材料で土台を作ることにしました。
四方を材木で囲みます。
コンクリートの壁になるべく穴は開けたくないので、微調整して材木が動かないようにして、コーキングでしっかり固定させました。
それから上の桟、横の桟を作成。
上下の鴨居と敷居の設置
上の桟は、細い材木をつなぎ合わせ、鴨居のように自作しました。
これ、我ながらとてもうまくできました。
なかなか調整が難しいんです。
写真では見えづらいのが残念です。。
敷居は木製木戸用のレールをつけます。
これも幅の微調整が、ちょっと大変でした。
何度もやり直しました。
だけど、こういうのがやり甲斐のひとつです。
なにくそ、と言う気持ちになる。
壁を作る
何度も調整して、引き戸をつけます。
それから、針葉樹の合板を張りつけました。
いい感じです。
お客さんが着色ニスを持っていたので、それを塗りました。
戸の建て付けは調整が難しいです。
あっちを合わせれば、こっちが合わなくなる。
人と人として
たまに頼んでくれるお客さん。
私と同年代くらいの方で、私のお客さんとしては珍しいです。
私のお客さんはご年配の方(おばあちゃん)が多いというか、昔ながらのお客さんや、その紹介の方が
ほとんどです。
私は、正直、ご年配の方と接していて、若い人は少し苦手だったんです。
それは、ご年配の方の思いやり、相手を思う気持ちといつも向き合ってきて、若い人は少しそういうことが少ないというか、情がないというか(もちろんそんなことはなく、私の主観ですが)、そんな気がしていました。
だけど、ここのお客さんは、気持ちよく頼んでくださり、感謝してくださり、人と人として接してくださりました。
建てつけがうまくできたことより、ほんとうは、そのことがとてもうれしく思えました。
柔らかい気持ちで、家路につきました。。。