ウッドフェンスを作ってほしいという依頼は最近増えています。
ウッドデッキもですけど、木の温もりが見直されてきているのだと感じています。
ウッドフェンスは目隠しにもなるし、風も通すので、ほんとうはとても便利なんです。
塗装や修理をしていけば、20年とかもつと思います。
木製フェンス(木の塀)の新設施工事例
風通しのいいウッドフェンスの新設工事【茅ヶ崎】
すっかり春めいてきていました。
久しぶりのお客さんから電話がかかってきたので、でかけました。
久しぶりのおばあちゃんは、少し皺が増えていたけれど、お元気でした。
アルミのフェンスではなく、木の塀を作ることを提案


隣のお家との境のフェンスに取りつけていたルーバーのラティスが壊れてしまって、なんとかしたいのよ。
できればアルミのフェンスとか。
それはおすすめできない旨を説明しました。
まずは予算的に高くなること。
それから、既存のブロックには柱が立てられません。
ブロックの穴にモルタルが詰めてあって、柱を立てるにはそこにドリルで穴を開けなきゃならないんですけど、古いブロックの場合、ほぼ崩れてしまいます。
なので、一段ブロックを積まなければならなくて、大変になってしまうこと。

木で作った方が、応用が効くし、あったかいです。
塗装をすれば長持ちするし、何かあればすぐにきますよ。
「じゃあ、お願いしようかしら」ということで、見積りをして、日程を決めました。
ウッドフェンスの造作 材木の塗装から
作業当日。
材料を積み込んで、出発です。

私のやり方は、組む前に塗装をします。
そのほうが、接地面も濡れるので長持ちするんですね。
これは木の塀でも、ウッドデッキでも同じです。
そして、組んでからもう一度塗ります。
柱を立てる
途中の工程は写真に撮らなかったんですけど、穴にモルタルを流し込み、基礎を固めて柱をまず立てます。
基礎に埋まった部分ももちろん塗装してあります。
今回は、ブロックに沿って立てたので、ブロックにコーキングでがっつり固定させました。

昭和の感じのウッドフェンス(木の塀)は風通しがいい
いきなり完成写真になっちゃいますけど、互い違いに板を張っていきます。
これで目隠しになるし、風も通ります。
ちょっと昔に、下町あたりでよく見かけた懐かしい感じの木の塀です。
平行をとったり、上下の風通りの具合など、けっこう細かい調整が必要なんですね。

お隣に入らせていただいて、裏も塗装しました。


しっかりしていますから、途中で塗装すればだいたい20年くらいは使えます。
修理していけば、それ以上の耐久性があると思います。

考えること 工夫すること 楽しむこと 喜ばれること
もしリフォーム屋さんや工務店に相談したら、今風のフェンスを提案されたのだと思います。
それなりの高さを求めると、金額が高くなります。
お客さんはそこまで求めていませんでした。
予算的に押さえたい。
それでも目隠しがほしいとのことだったので、今回のような仕事になりました。
相手が求めていることを感じて、どうすればいいかを一生懸命考えて、工夫をするのが仕事だと私は思います。
そしてそれを楽しむ。
そして、喜んでいただく。
そうやって仕事ができれば、こんなステキなことはないですよね。
なかなか思うようにいかないときも、わかってもらえないときも、確かにあります。
だけど、自分のやり方を崩さないで、宇宙の根源に委ねようとして働けば、そこにある大いなる意思が、共鳴し、よい方向を指し示してくれるのだと思います。
いつもありがとうございます。
ラティスのフェンスからウッドフェンスへ作り替え【寒川】
木の塀を作り直しました。
実は、もう20年来のお客さんのおばあちゃんのお隣りのお宅。
おばあちゃんのところで仕事をしていると、いつも気さくに挨拶してくれていました。
おばあちゃんと縁側でお茶を飲んでいると、

「エボシさん、ちょっと相談聞いてちょうだい!」
行ってみると木の塀が古くなり、崩れかかっていました。

土台が腐食して傾いて締まっています。
これは危ない。

今はほとんどアルミのフェンスですが、

木のぬくもりがいいのよ!
とお客さん。
その通りです。
リフォーム屋さんに相談したけれど、やはりフェンスを進められたということでした。
修理では無理なので、作り直すことに。
まあとにかくあかるいお客さんで、作業する私のそばで、ずうっとしゃべり続けていました(笑)。
まずは基礎から
コンクリートの基礎の部材は補修すれば使えそうだったので、モルタルでやり直してりようしました。

基礎に埋まる部分も塗装してから、建てています。
これで腐食がかなり防げます。
見えないところもちゃんとやるのが、職人としてのプライド、といったらかっこよすぎでしょうか。。。

ウッドフェンスの骨組みを設置
柱を建て、固定してから上に一本太めの材料をのせます。
これで丈夫になるんです。
柱の上から雨で腐ってきますから、柱の腐食防止にもなる。
組む前に塗装を済ませました。

人生いろいろ
お茶をだしてくれ、いろいろな話を聞かせてもらいました。
まあとにかくにぎやかで(笑)。
それでも人の悪口や愚痴ではないので、とても楽しい。
だけど、ここのお客さんは耳が少し遠くなっています。

途中から隣りのおばあちゃんも参加してきました。
庶民はいいですね。
地道に、普通に、しあわせに暮らしているのがなんとなくわかります。
濡れ縁から見える部屋。
ちゃぶ台。
テレビ。
お孫さんの写真。
お仏壇には花が手向けられていました。
ここで家族が笑ったり泣いたりしてすごしたのでしょう。
ここから巣立ち、たまに孫を連れて帰ってくるのでしょう。
ひとりになって、それでも明るく元気に暮らしている。
別に特別なものを食べなくても、旅行に行かなくても、いい服を着なくても、さりげなく過ぎていく毎日を、ふつうに、ちゃんと生きている。
ささやかだけど、確かな暮らしがそこにありました。
明るいこのお客さんも、隣りのおばあちゃんも、荷や苦を抱えながら、それでもしっかり生きている。
煎餅をかじりながらそんなことを感じました。
板を貼る
仕事再開。
横に貼る板を切り出し、先に塗装します。
そうしないと接地面が濡れないからです。
数年は変わらないけど、それ以上の年数がすぎると傷みが違います。
今回は杉材を使用。

上塗りして完成
貼り合わせ、もう一度上塗りして、完成です。



なんとなく懐かしいような木の塀ができました。
温かみがありますね。
風も通すから涼しいはずです。
いつもありがとうございます。。。
コラム 耳が遠い!
塀を組んでいた。
木で作る。
意外にお洒落でフェンスよりも安い。
腰の曲がったおばあちゃんはいつも作業する私のそばを離れない。
寒いので半纏にモモヒキ、下は長靴、軍手に赤い毛糸の帽子。
その格好がなんだか味があるのだ。
杖で体を支えながらあれやこれやと話しかけてくるのだが、少し耳が遠いので意思がなかなか通じない。
「寒いから入ったほうがいいですよ」
「ご飯は食べたわよ」
「風邪ひきますよ」
「パンは食べないんだよ」
とこんな調子。
それでも私は一生懸命に聞く。
言葉のひとつひとつが優しいからだ。
一度自分の中で暖めた言葉だから、とても温かい。
腰をさすってあげたい衝動を抑えながら私は穴を掘り続けた。
ウッドフェンスは実はとても経済的で便利です
アルミのフェンスは、さびないしメンテナンスが必要ないのでいいんですけどやっぱり高額ですね。
基礎にブロックを敷設しないとできません。
樹脂製のものや人工木もありますけど、やっぱり木の温もりはいいですよね。
私はリフォーム屋さんではないので、今風のおしゃれなフェンスはできないですが、大工なので、木の塀の新設、修理、塗装ならやっていますので、気軽にご相談ください。
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