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雨どい 詰まり 水漏れ 交換 修理 藤沢の大工仕事

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雨どいの修理、というか交換の仕事でした。

なにかあるといつも頼んでくれるお客さん。

とても仲のいいご夫婦です。

フレンドリーなので、私も古いつきあいなので、人と人として向き合ってくれます。

だから、楽しい。。。

ただ、旦那さんがダジャレをいうので、それが疲れます。

へたに笑っちゃうと、どんどんいってくるので、ほとんど無視します(笑)。

 

雨どいが経年劣化

 

雨どいはだいたいは、数十年とかもちます。

塩化ビニールという素材で、プラスチックに似ています。

それが経年劣化で固くなり、割れたり、ひびが入ったりしてきます。

ここのお宅もそうでした。

つまりもありました。

 

こんな風に、垂れさがってくせがついちゃって戻りません。

 

 

修理でなんとかなるときもありますし、詰まっているだけなら、詰まりを直しますが、今回は一列だけ交換することに。

 

雨どいの交換

 

当然ですが、まず古いトイを外します。

 

それから長い横のトイを作ります。

塩化ビニール用のボンドで、トイのはじっこをつけます。

 

 

 

集水器の部分に穴をあけます。

 

 

 

写真がずれちゃいましたけれど。。。

で、とりつけ。

受け金具はまだ使えるので、使いました。

 

途中で旦那さんが、つまらない冗談を言っていたので無視しました。

だけど、どこか温かいきもちになりました。

 

一服のときは、奥さんもでてきて3人でおしゃべりします。

そのときは、旦那さんがダジャレをいっても、「お父さんはうるさい」とたしなめてくれるので、平安です。

 

横トイをとりつけます。

 

 

集水器に縦トイをつけて完成です。

 

 

細かい工程はありますが、半日もあればできます。

 

それから、トタン屋根の先端が少しばたばたするというので、板を打ちつけました。

近くの工務店に聞いたら、全部張り替えないといけないと言われたそうです。

そんな大きな工事にしなくても、まだまだ大丈夫です。

 

 

 

板はステインという防腐剤を塗っています。

 

相手を思いやるということ

 

仕事が終わって、お茶を淹れてくれて3人で話していると、おばあちゃんが窓から顔をだしました。

100に近いお年ですが、耳が少し遠いですが、しっかりとしています。

笑顔がいい。

以前、帰るとき、ついでに作ったからと、芋のてんぷらをもたせてくれたおばあちゃんです。

ついでじゃないんです。

私が離婚しちゃったばかりで、ひとりになったのを知っていて、それでわざわざ作ってくれたんです。

私はわかっています。

腰が曲がっていて、それでも凛としていて、元気かと、私の腕をさすります。

なんかあったかくて、鼻の奥がつうんとなりました。

 

私は知っています。

旦那さんがダジャレを言うのも、思いやりからなんです。

つまんないんだけど、相手を笑わせようとしているだけなんです。

それは、その人にとってのもてなしの気持ちからなんだと思います。

 

相手をまず考える。

思いやる。

日本人の心です。

私たちが受け継いでいかなければならないのは、きっとこういうことなんだと思います。

 

テレビは辛いニュースが多いし、世界はなんだかきな臭いけど。

自分さえよければという人が確かに増えたかもしれないけれど。

人の本質は宇宙の本質で、それは愛や平安や強さだと私は信じます。

ステキは、街角にたくさんあるし、いつか地球は愛の星になると信じています。

 

いつもありがとうございます。

ひとりでのんびりやっていますので、木造住宅の小さな困りごと、気軽に相談してください。

 

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