フローリング 大工

フローリング張り替え 修理 根太から 湘南藤沢の大工仕事

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フローリングを張り替えました。

通常は床板(フローリング)が劣化して、根太と根太の間の一部がぶよぶよしているのですが、

床全体がトランポリンのようにぶよーんとなるのは、下地の根太から直さないといけません。

 

経年劣化と雨漏り

 

カーペットを剥いでみると、床が大きく下がっていました。

築45年。

経年劣化だけなら、根太は大丈夫のはず。

近くの壁がぶよぶよしているので、雨漏りが原因かと思われました。

お客さんと相談の上、リビングの半分を直すことに。

雨漏りは、大きな工事になってしまうので、コーキングでなんとかすることに。

 

フローリングを一部剥ぐと、根太と、その下の大引き、床束がボロボロになってしまっていました。

 

 

 

根太から作り直す

 

フローリングを剥がし、古い根太や大引きを外しました。

 

 

テレビの声が聞こえてきます。

リビングの半分では、ご夫婦が生活しています。

向かい合い、テレビを見ながら、時折、静かな会話が聞こえました。

そしてその間。

とても自然。

何十年もの風月には、いろんなことがあったのだろうけれど、いつもいっしょだったのだろうと感じました。

穏やかで静かな空気が流れていました。

 

根太張り フローリング張り

 

木造住宅の床の構造は、図のようになっています(ネットから拝借)。

 

 

束石の上に床束が立ち上がっていて、その上に大引きという太いものを渡してあり、

それに根太が直角に組んであります。

その上にフローリングを張るんですね。

 

水平をとり、石、床束、大引きと作り、根太を張りました。

 

根太のはばは1尺(303ミリ)が基本。

 

その上にフローリング板を張っていきます。

半分だけの張り替えなので、直さないフローリング面との接着が大変でした。

 

 

外壁の、窓周りや隙間をコーキングで埋めて雨漏り対策をして、角の隙間をコーキングして完成。

 

 

必要なことだけするのがエボシ流

 

工務店に頼むと、全部を張り直さないといけないと言われていたそうです。

家具がたくさんあるし、その片付けだけでも大変で、何日もかかるし暮らすのも大変です。

なので、今回は痛みが大きな半分を張り替えることに。

残しておく側の根太の補強など結構大変でしたが、とても喜んでいただきました。

 

木造住宅は、必要なことをしていけば長持ちするんです。

年数がたてば、あっちこっち傷んできますが、必要なことをすれば大丈夫。

そして、必要なことだけするのがエボシ流です。

これは創業以来22年変えていません。

 

今回のように、半分だけ張り替える。

そして根太が大丈夫なら、床のみ張り替えるか、上から張る。

場合によっては一部だけ根太を直すなり、床を直すなり。

築年数や、お客さんのご年齢、どうしたいかということなどを相談しながら柔軟に対応するのがプロだと私は思います。

やたら大きな仕事にしようとする業者もいますが、さみしくなります。

 

仕事は自利利他であり、喜ばれ、感謝していただくことで、こちらもうれしくやり甲斐を感じます。

それは愛の延長だと思います。

 

最近は、ご紹介などで平塚、藤沢、鎌倉などにも伺う機会が増えました。

今回は鎌倉。

江ノ島を左に見ながら茅ヶ崎に戻りました。

海は凪いでいました。

 

いつもありがとうございます。

 

カーペットをフローリングに

 

 

畳をフローリングに

 

 

廊下のフローリングの上張り

 

 

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