築20年を過ぎたころから、フローリングは少しぶかぶかがでてきます。
フローリングは、一度はがして垂木(根太)もやり直す「張り替え」と、フローリングの上から貼る「上張り」のやり方があります。
今回は、廊下のフローリングを上張りしました。
いつも踏む場所から、ぶかぶかが始まります
築30年のお住まい。
玄関を上がったところ、部屋の入り口、階段の登り口、トイレの入り口がぶかぶかしています。
よく踏むところから、先に傷みます。
一昔前はこういうフローリングが多かったんですよね。
フローリングは垂木という根太と根太の間がぶかぶかしてきます。
よほど湿気で腐ってしまっているとか以外は、根太はだいたい大丈夫の場合がほとんどです。
フローリングの上張り
フローリング材は、300ミリ×1800ミリの大きさ。
框の部分をまず作り、フローリングを敷いていきます。
フローリング材には、凹凸があり、それをはめ込みながら貼っていきます。
凸の部分をオスザネ(オザネともいう)、凹側がメスザネ(メザネともいう)。
メスザネ側から貼っていき、オスザネに釘を打ちます。
フローリング釘という、スクリュータイプの釘を45度で打ち込みます。
そうしないと、凹凸がうまく収まりません。
ポンチで釘の頭を完全に収めます。
「お茶にしなさい」と一服。
旦那さんは91歳。
奥さんは86歳。
お二人ともとてもお元気。
お茶をいただきながら、いろんな話を聞かせていただきました。
ご年配の人って、年輪というか、温かいんですね。
思いやりがある。
それは言葉のはしはしでわかります。
作業再開。
そして完成。。。
こんな感じに仕上がりました。
「私たちが生きてる間は、大丈夫ね」
「20年以上、大丈夫ですよ」
そんなに生きれないわよ、と私の肩を叩いて笑った皺がとても優しそう。
リビングのフローリングの補修
今度は、リビングの補修。
リビングはテーブルの周りだけがぶかぶかしていたので、上張りではなくそこだけ補修しました。
その部分を電動のこぎりで切りとります。
根太がでてきました。
その周りの根太を入れ込んで補強していきます。
角を削って丸くして、入れ込むんですが、これが一苦労。
新しいフローリングをはめ込んでいきます。
周りをコーキングしてすき間をなくして、完成です。
フローリングの張り替えについて
先にも書きましたが、フローリングは「張り替え」と「上張り」、「補修」の3つの方法があります。
よほどぶかぶかが大きく、しかもこれからしばらく持たせたいという場合は「張り替え」がいいと思います。
根太はしっかりしていて、何か所もぶかぶかなら、「上張り」。
一か所だけで、フローリングの色合いが変わって構わないというなら「補修」がいいと思います。
旦那さん、廊下を何度も歩き、踏み鳴らし、「今までぶよぶよだったから、なんか変な感じだな」とわらっていました。
小和田のサツマイモを持たせてくれました。
いつもありがとうございます。
畳をフローリングに
カーペットをフローリングに
フローリング張り替え 根太から