いつものお客さんの紹介のお客さんでした。
ご年配のご夫婦。
ウッドデッキの階段が腐りかけているから、なんとかしてほしいとのこと。
ウッドデッキの本体はまだしっかりしていました。
おそらく、階段は丈夫なくさらない材木を使わなかったためと思われます。
本体はなんでもないんだから。
こういうことって、よくあります。
たとえば、おもて側、表面はウエスタンレッドシダーなどの腐らない材木を使っても、肝心の土台は杉やホワイトウッドなどを使っていたりとか。。。
それで、専門の業者に見積もりをとってもらったら、全部作り直さなければならないと言われたということでした。
本体はしっかりしていて、まだまだ使えるのだから、階段だけ直すことを提案。
それでしばらくは大丈夫だという話をして、階段だけを作り直しました。
ウッドデッキの階段を解体する
まず、古い階段を解体します。
おもて面の材木は、ほぼぼろぼろで、歩くと危ない。
それをまず外します。
土台もかなり傷んでいます。
これは杉を使っている模様。
ほんらいなら、防腐剤やステインを塗るべきなんですけれど。。。
全部外したところは、夢中だったので写真撮れませんでした。
まずステインを塗る
まず、ステインを塗ります。
これは組んでからではなく、最初にやります。
そうじゃないと、接合面や裏側が濡れないから。
こういう見えないところもちゃんとやるのがエボシ流。
ほんとうは、あたり前のことなんですけどね。
こういうステイン。
防腐剤です、いわゆる。
階段を組んでいく
土台は撮っていなくて、上を張ったところ。
表面はまだステインは塗っていません。
作業しずらいから。
組んでいく途中。
完成。
ステインを塗った状態です。
人のつながり
お仕事の途中や、終わってから、いろいろな話をしました。
紹介してくれた方は、実は娘さんで、そのお母さんがお茶の先生をしていて、そこからのおつきあいだということでした。
戦前からのおつきあいのようです。
そして、刺繍の先生がおられて(もうお亡くなりになっているのですが)その方とのつながりもあるそうで、その先生は私も10年以上のおつきあいをさせていただいていました。
そして、このお客さんのご近所のおばあちゃんは、私の最初からの20年来のお客さん。
その方とも、お茶飲み友達だとのことでした。
みんなすてきな人たちです。
目がきれいです。
人の善を信じているし、温かいエネルギーがある。
ありがとうな、と、でてこなかった旦那さんが最後に、にっこり笑ってくれました。
入れ歯が落っこちそうになっちゃって、みんなで大笑いしたけれど、とってもすてきな笑顔でした。