夏みかんの木の伐採【茅ヶ崎】/大きくなった庭木の伐採世故事例

ずいぶん大きくなった夏みかんの木。

思いきって下からばっさり伐採してほしいということでした。

思いでの夏みかんの木を伐採する決断

 

お客さん
お客さん

この夏みかんの木は、この家を建てるときに実家から持ってきたの。

甘くて、毎年たくさん実がなって、いつも近所に配っていたのよ。

そういうことなので、樹齢は50年くらいのようです。

7メートルくらいはあるでしょうか。

幹は直径30センチくらいか。

家が建ち並ぶ街の中で、凜と立っています。

oplus_32

聞くと、隣りのアパートに陽が入らないし、敷地の外まで枝が伸びてしまって、いろいろ問題がでてきたので、思いきって伐採してほしいとのことでした。

 

もともと、いつも頼んでくれるご年配のご夫婦です。

詳しい事情はわからないけれど、お隣りから言われたのか、自分たちの代のうちに切っておこうと思ったのか。

「仕方ねえんだよ。かわいそうだけどな」と旦那さん。

ずいぶん悩まれたようです。

私はなにも言えません。

それぞれ事情がありますから。

 

見積りをして、日程を決めました。

 

夏みかんの木の伐採

その日がきました。

お酒とお塩でお清め

毅然と、空に向かって伸びていますが、どこかさみしそうに感じるのは、気のせいでしょうか。

お塩とお酒を少しもらって、幹にかけて、お清めします。

大きな木を伐採するときは、いつもそうします。

生きているのだから。

ここで、この場所でじーっと、街を、家族を見てきたんですね。

季節になると実をつけて、その恵みを与えてくれて。

少しずつ少しずつ、なにもいわずに大きくなって。

こんなに立派になって。

 

そんなことを思っていると、なんだか涙がでてきちゃって、くしゃみをしてごまかしました。

お清めをして、手を合わせて、幹を両手で触れて、ごめんね、と呟きました。

oplus_0

この木は役割を終えたのだと思うようにして、さあ仕事。

いきなり下からばっさりとはできません。

上の枝から少しずつ落としていきます。

山奥なら、「倒れるぞー」ってやるけれど、街中ではそうはいきませんから。

途中まで切り込んだところ。

oplus_32

おばあちゃんが麦茶をもってきてくれたので、少し休憩。

旦那さんもでてきて、ふたりで、毎年たくさん食べたとか、家族で収穫したこととか、話していました。

眉間に皺を寄せて、まぶしそうに眺めていて。。。

 

仕事再開して、切り落としていきます。

幹だけにしてから、チェンソーで上から幹を切っていきます。

危ないから、下っ腹に力を入れて、気をつけて作業します。

リラックスして、それでも今の自分に気づいているように。

少しかわいそうに思いながら。

木くずが白くて、雪のように下に積もっていきました。

 

軽トラックに積みきれないほどの量です。

oplus_32

終わりました。

切り口を見ると、きれいな年輪がありました。

さわると、さらさらで、少しひんやりしていました。

もう一度、お客さんと3人で手を合わせました。

oplus_32

今回のお仕事は、大きな木だったので、処分代も含めて50000円でした。

今、物の値段があがっているから処分代も値上がりしちゃっています。

 

お代をいただき、処分場まで車を走らせます。

ぽんこつの荷台で、木がぎしぎし、みしみし音がしていました。

みかんの木が泣いているようでした。

 

ロープがけがゆるいじゃねえかと、私は、頭をごちんと叩きました。