ウッドデッキ 大工

ウッドデッキのベランダの修理 塗装 藤沢のお客さんの熱海の別荘

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熱海まで行ってきました。

藤沢のお客さんの別荘が熱海にあって、そのベランダのウッドデッキのお仕事でした。

地元の工務店に見積りをとってもらったら、とても高価で、私に相談してきてくれました。

もう長いおつき合いのお客さんです。

私はドライブのつもりで下見に行きました。

 

築15年のウッドデッキのベランダ

 

15年くらい経っているウッドデッキのベランダ。

雨に強い材木を使っているとのことですが、ずいぶん傷んでいました。

 

 

レンガを置いていたところは、こんな感じで劣化しています。

ウッドデッキは、ほんとうは物を置きっぱなしにしない方がいいんです。

湿気がとれないので傷みやすいですから。

 

 

ところどころ、傷んでいますね。

 

 

 

それでも、土台は鉄でできていて、錆びてはいますがしっかりしていました。

なので、新しく作り替えるのではなく、修理で対応できることを伝えました。

鉄の土台を、しっかりとさび止めを塗布して塗装すること。

板を、接地面や裏側も塗装すること。

それをすればまだまだ大丈夫です。

それでお願いねと、いうことで、見積りをさせていただき、お仕事することに。

 

弁当 海 リス 風

 

こっちからだと1時間半くらい車でかかります。

だからドライブのつもりで出かけました。

弁当と水筒と着替えを持って。

晴れていると、海がきらきらと太陽をはぜ返していました。

熱海の高台の別荘が立ち並ぶ立地です。

いいところです。

海が見えて、リスが木の枝からこっちを覗いていました。

山を吹き上がってくる風が穏やかで。

 

鉄部のさび止め・塗装

 

さっそくお仕事。

古い板を途中まではがし、ずらしながら、土台の鉄にさび止めを塗り、塗装していきます。

塗料はウレタン。

防水性に優れ、使いやすい塗料です。

 

 

板の塗装

 

床板を切り出し、裏側を塗装します。

こうすることで土台との接地面もちゃんと塗れますね。

だいたい、接地面や裏側から傷んでくるんです。

これがエボシ流。

こうすることで、2バイ4の材料でも長持ちします。

雨に強い材木はとても高いので、私は通常はこうします。

 

 

昼。

景色を眺めながら弁当を食いました。

山の稜線が見えて、トンビが輪を描いていました。

こういうところで住んだら、ゆったりと暮らしていけるのでしょうね。

 

 

床板を貼る

 

床板を貼っていきます。

裏側と横の部分は塗装してます。

ビス止めと、鉄の土台なのでコーキングでしっかり固めていきました。

腰がちょっと痛かったんですけど、そういうときは、住む人を想像します。

ここで、家族でバーベキューでもやるのかなあ。

お孫さんがきて、ここで遊ぶのかなあ。

ボンボンベッドで寝っ転がって、空を眺めるのかなあ。

そんなことを思いながら仕事すると、力がでます。

人は人が喜ぶのがうれしいもんですよね。

仕事って、ただ金儲けじゃねえ。。。

 

 

仕上げの塗装

 

細かい調整をたくさんしました。

いちいち写真にとらなかったし、長くなるので書きません。

大きな流れだけ紹介しています。

仕上げの塗装をして、完成です。

二度塗りしています。

 

 

下から見るとこんな感じ。

 

 

お客さんの喜ぶ様子を想像すると、疲れがすっと抜けていきました。

こんなところで暮らすのもいいなあと思いましたが、同時に、街の中で、人の波にもまれながら、悩みながら、魂が成長していくのも必要なんだろうとも感じました。

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