【鎌倉でのウッドデッキの修理】あきらめないで修理で再生

今回は、かなり傷んじゃっていたウッドデッキを大がかりな修理でした。

新しく作るのと同じくらいの労力でしたが、お母さんが作ったもので、思い入れがあるということで、今のものをなんとかしたいということでした。

 

エボシ代表  久保尚之
エボシ代表  久保尚之

うーん。ちょっと厳しいんじゃないでしょうかねえ。

土台の一部が腐っているし、根太がずれていて、板もぶかぶかですよね。

お客さん
お客さん

30年くらい前に母が作って、ここでお茶を飲んだり景色を見たりしてので、なんとかならないかなあ

ならば、よーし! ということで。。。

 

ウッドデッキ 土台の腐食と全体の傷み具合を確認

まずは全体を見てみました。

そもそも、1階の屋根の上に作られています。

床板の沈みが大きい

表面は写真ではみづらいけれど、かなりぶかぶかです。

踏んでみると、表の板の傷みだけじゃなくて土台がおかしい。

板だけならその部分だけがぶかぶかってなるんだけど、トランポリンみたいに大きくたわむのは土台が原因。

踏んでみるとわかります。

 

枠も倒れちゃっています。

 

土台が腐食

継ぎ目は雨が入ってこんな感じに。

 

結構重症ですよね。

 

下に潜ってみると、やはり土台がかなり傷んでいます。

 

 

 

大変は大変だけど、新しく作るんじゃなくて修理してみようということに

「1日考えさせてくだ

 

さい」

と伝えて、帰って夕飯を食べてから、腕を組んで必死に考えました。

かなり厳しい状態だったけれど、傷んだ部分を切り抜いて継ぎ足したり、補強する。

板は今の状態を直してから、上貼りする。

全体を塗装すれば、なんとかなるんじゃないだろうか。

 

あれはああして、これはこうして。。。

 

コーヒーを飲みながら、うんうん唸っていたと思います(笑)。

そして、どこまでできるかわからないけれど、やってみようということに。。。

ウッドデッキの大規模修理

日程を組んで、作業に。

よく晴れていて、景色がいい。

このあたりは自然が残っていて、リスがたまにやってきます。

直るかどうか様子を見にき

たのかなあ。

 

土台の継ぎと補強

とにかく必死だったので途中の工程の写真は撮り忘れました。

とにかく土台をなんとかしなくちゃなりません。

まず、土台を支えている束柱(づかばしら)を、すべて直しました。

交換するものは交換して、補強したり、継ぎ足したり。

 

それから、床板を支えている大引きに、あらかじめ塗装した木材を隣に抱き合わせて、がっちりさせました。

ここでひとつ、大工としての私なりの工夫があります。

大引きという土台を支える床束は、規則正しく並べるのではなく、わざと不規則にランダムにするんです。

そうした方が強いんです。

これは昔、丁稚のころの親方がやっていた、昔ながらのやり方。

面倒なんだけど、厳しかった親方やその頃を思いだしたり、お客さんがここでお茶を飲んだりするのを想像して、仕上げました。

それが私の仕事の楽しみで、実は人生の癒やしになってるみたい。。。

 

人って、人が喜ぶとうれしい

言葉にすると簡単だけど、まあ時間かかりました。

それでも楽しい時間でした。

お客さんが、「うれしい、うれしい」と作業を見ながら言っていたから。

役に立っているということが、仕事の一番のやりがいです。

そして、人って、人が喜ぶとうれしいもんですよね。

なぜそうかなんて理屈はわかんねえけど、おそらく人のこころが、そうなっているからなんでしょう。。。

だから、体がきつかったけど、豊かな時間をすごせました。

 

 

ほんっとに、大喜びしていました。

帰りの車で、思いだして泣いちゃったほど。

 

ウッドデッキは修理で直る場合も多い

ウッドデッキって、実は作りはとってもシンプル。

お家の床と基本は同じ構造です。

ともすると、業者を呼べば、新しく作らなくちゃならないと言われちゃったりしますけど、修理で対応できる場合も多いです。

もちろん、無理なときもありますけれど。

 

そして長持ちさせるには、やっぱり木材なので、定期的なメンテナンス(修理や塗装)が大切ですね。

人工木とかも最近は多いですが、やっぱり木材の温かさこそ、ウッドデッキの魅力ですよね。

 

修理にもやり方があって、私は必ず、木材にあらかじめ塗装します。

そうすると、接地面にも塗装できて防水性が高まるから。

組んでからだと、つなぎ目に塗装ができませんから。

新しく生まれ変わったデッキから眺める街の景色。

いろんな人が、笑ったり泣いたりしているんですね。

 

帰るとき、楠ノ木の上からリスが私を見下ろしていました。