季節柄、網戸の張り替えの依頼が増えてきました。
器用な人はＤＩＹでやっちゃいますが、きつく張りすぎる傾向があって、そうすると枠がゆがんでしまい隙間ができちゃいます。
それにぴんと張りすぎると、網に圧力がかかりすぎるので長くもたないんです。
茅ヶ崎の、いつものお客さんのお隣りのお客さん。
紹介していただきました。
網戸の古い網とゴムを外す
網が完全になくなっていました。
もう一枚。
網とゴムを外して枠だけにします。
ただ張るのではなく、枠のがたつきがないか、戸車は大丈夫か調べます。
枠のがたつきはドライバーで調整。
戸車は調整か、交換です。
今回は戸車がもうすり減って滑らないので交換しました。
網を張る
網戸の網。
枠に合わせてゴムで固定していきます。
溝に合わせて5種類あるゴムの太さから選びます。
よく晴れていました。
季節がいいから外で仕事をしていると気持ちいいです。
風が潮の香りを運んできます。
隣りのおばあちゃんがでてきて、少し世間話。
どこのおばあちゃんが施設に入った。。。
何々さんとこのわんちゃんが亡くなった。。。
私も最近腰が痛いし、目がずいぶんよくない。。。
そこの近所は20年来のお客さんが多かったんですが、最近減ってきました。
今風の新しい家が増えていました。
とにかく完成。
8枚張ったので少し腰が痛くなりましたけど、ありがとうと言われ、腰の痛みがなくなりました。
雨戸の戸車交換と調整
雨戸の戸車はいろいろな種類があって、もうないものもたくさんあります。
なので、汎用の戸車が便利なんです。
サイズを合わせて、はめ込めばいいんです。
ドライバーで高さを少しだけ調整できるようになっていますから、左右のバランスを調整します。
最後にはめてみて、上の桟のあたりを調整して完成です。
戸車が調子よくないと、がたがたしてやりずらいですね。
新品のようにはいかないかもしれないけど、ずいぶんスムーズに動くようになります。。。
コラム 感謝
仕事が終わるとお客さんがくれた心づけの袋に感謝と書かれていた。
胸がずきりとした。
しみじみと眺めていると私の中の何かがごろりと音がした。
忙しさに隠れていたものが動きだす。茅ヶ崎の街の色が変わる。
マラソンする人がいて、子供を連れたお母さんがいて、
はしゃぐ高校生がいて、杖をついて歩くお年寄りがいて。
八百屋さんがいて、床屋さんがいて、ラーメン屋さんがいて、
消防士さんがいて、お巡りさんがいて、看護師さんがいて。
太陽があって、雲が動いていて、風が行き過ぎて。
いろいろありながら、みな、一生懸命生きている。
それらを、今日の私は、何気ない茅ヶ崎の風景を、
祈るような心持ちで、温かい目で見つめることができた。
すべてのものに感謝ができた。