はじめてのお客さんでした。
娘さんが、このサイトを見て連絡してくれました。
築40年の住まい
まずは下見に。
確かに木部の塗装がはがれています。
以前に塗装をしてから15年くらい経過しているとのこと。
よくセールスの人がきて、しつこいということでした。
あと10年くらいで越すか、立て直すかもしれないとのことでしたので、私は、木部のみの、できるところだけを修理して塗装することを提案しました。
足場を組んでというのは、予算的にも大変です。
これは昔はやったルーバーの戸袋です。
少し見づらいですが、塗装が剥げ落ちています。
ひさしのところ。
窓枠。
ひさしの軒天。
木部の修理と塗装
ひさしの軒天。
はがれかけたのを、はがすと大きくとれちゃいました。
下から貼ります。
骨組みがしっかりしていれば、全部はがして貼りなおさなくても、下から貼れば大丈夫です。
根太がだめなら、一度はがさないといけないです。
それは見ればわかります。
屋根の下の軒天を、息子さんがなんとか直したということでした。
なかなかじょうずですね。。。
軒天の場合、まず3ミリの耐水ベニヤを白で塗装しちゃいます。
それをカットして、貼っていきます。
ちょっと見づらいけど。
ちなみに一昔前は、軒天の角に穴の開いたベニヤを使っていましたが、今はあまり使いません。
なので、ふさぎました。
ルーバーの戸袋は、ベニヤを貼って対応しました。
軒天を貼ったところ。
窓枠の塗装。
ルーバーの戸袋の塗装。
だいたい4日間くらいのお仕事でした。
塗装は木部や鉄部が先に傷む
塗装の場合、モルタルやサイディングの外壁は意外と長持ちします。
木部や鉄部が先に傷みます。
表面の塗装が剥げて、ぼろぼろと落ちてきますね。
木部の場合は、木が劣化して腐ってきます。
そうすると、柔らかくなって、虫がつきやすくなりますし、劣化がどんどん進みます。
鉄は、さびてきます。
目安としては、塗装がある程度はがれ始めてきちゃったら、塗りなおしたほうがいいです。
放っておいて、大事になる前に、早めに対応するべきですね。
かといって、まだ大丈夫という場合もある。
一般の方には判断がつきかねますね。
そんなときは、気軽に連絡ください。
下見は無料ですし、私は、セールスは絶対しません。
必要ない時は正直にそういいますので、安心です。
気さくなお客さん
ここのお客さん、とっても気さくなお母さんでした。
お話が好きで、とってもよくしゃべります。
お茶を入れてくれて一服の時、ほとんどしゃべりっぱなしでした。
それでも疲れないで聞けたのは、明るかったからです。
マイナスのことを言わないし、小さな子供のように無邪気なので、楽しく会話できました。
10時と3時。
時間になると、窓ががらっと開いて、「お茶ですよー」と呼んでくれます。
そして、ほとんど息継ぎをしないでおしゃべりが始まります。
いつ息を吸うんだろうと、不思議なほどです(笑)。
お茶を飲むときも、ずずっと飲んで、すぐに話し始めます。
それでも作業中は、遠慮して話しかけてこない。
さすがだなと思いました。
職人とのつきあい方を心得ています。
辛いことも、荷や苦も、笑って乗り越えてきたのかな、と思いました。