ぬれ縁を作り直しました。
最近は少なくなっちゃったけど、一昔前は、ここでスイカを食べたり将棋をしたりしたんですよね。
おじさんが団扇を使いながら、風鈴の音を聞きながら夕涼みしたり、日本の原風景でしたね。
こういう状態を、
こうしました。
木が腐るとシロアリの原因になります
はじめてのお客さんでした。
ご年配のご夫婦。
遠くの娘さんが、このサイトを見てくださり、相談してきてくれました。
どこに頼んでいいかわからないし、やたらと知らない業者に頼んでも、こわいからということで、そのままにしてしまったぬれ縁は、もう木が腐ってぼろぼろになっちゃっていました。
放っておくと、シロアリがきちゃう場合があります。
家の周りに木材をそのまま置いておくのはよくないことです。
で、修理では対応できないので作り直すことに。。。
ぬれ縁の造作
ひとつひとつ写真を撮らなかったけれど、まず、古いぬれ縁を解体しました。
そうして、材木をまず塗装します。
ステインという防腐剤を塗る場合と、ペンキを塗るときとありますが、今回は相談の上、ペンキを塗ることに。
作ってからペンキを塗るのではなく、最初に塗るのがツボです。
そうじゃないと、接合面とか裏面が濡れないから。
いろんなペンキがありますが、私はウレタンという塗料を使います。
耐性があって長持ちします。
材木は、いろいろなものがあります。
雨に強いのは、ウエスタンレッドシダーとか、ヒノキとか。
だけど、それなりにいい金額なので、通常は手頃なので杉を使います。
あるいはホワイトウッドという、2バイ4の材木など。
きちんと塗装すれば、ちゃんと長持ちします。
途中でお茶とお菓子をいただいたので一服。
実は話がはずんでしまって、結構長く話し込んでしまいました。
時計を見て、いけねえと頭をごちんとやって仕事を再開。
土台を作り、張りを横に渡して上張りをしました。
もう一度本塗りして完成です。
夏みかんのお土産
お家の裏に、大きな夏みかんの木がありました。
ずいぶん伸びてしまっていて、お隣に枝が入り込んでいました。
それも困っていて、だから剪定をしました。
ずいぶんと実がなっていて、少し早かったけど収穫して、お土産にいただきました。
たくさんいただいて、あがれあがれとお茶をごちそうになり、いろいろな話をしました。
ちょうど両親くらいの年頃でしょうか。
私のことを息子のように接してくれて、仕事のことや健康のことなど気づかってくれました。
なんだかあったかい気持ちになれて、少しだけ昔に退行したようでした。
お代をいただいて帰路につきました。
家に帰って齧った夏みかんは、まだ少し酸っぱかったけれど、やさしい味がしました。。。
いつもありがとうございます。