茅ヶ崎の古くからのお客さんの紹介のお仕事でした。
もう少なくなった木造のお家。
ご年配の方で、工務店とかリフォーム屋さんに頼むと大きな工事になっちゃうとあきらめていたそうです。
木製の戸袋の修理
木製の戸袋は、ベニヤなので、本体がしっかりしているのなら、ベニヤを上から貼れば大丈夫です。
こんな感じで剥がれてくると、どんどん剥がれてきます。
放っておくと、みっともないですよね。

こっちもまだ大丈夫ではあるけど、傷みかけているからこれもやってほしいとのことでした。

ベニヤは4ミリの耐水ベニヤ。
木製の雨戸の貼り替えは3ミリの耐水ベニヤを使いますが、戸袋は3ミリだとちょっとうすいかなと思います。
切り出して、

木工ボンドをつけて、垂木が入っている土台にネジで固定します。
隙間はコーキングで埋めて、塗装すればいいんです。
簡単と言えば簡単です。


傷み方によっては、土台を治す必要がある場合もあるし、もっと本格的に修理をしなければならないときもあります。
木製戸袋の塗装
貼り終われば、塗装します。
私はウレタンという耐水性に優れた塗料を使います。
今回は焦げ茶色ですね。
いわゆるチョコという色です。
ベニヤは塗料を吸い込んじゃうので、二度塗りします。


完成です。
きれいになりました。
これで、20年くらい大丈夫です。
大げさな工事にしなくても、なんとかなる場合が多いのが住まいの修理です
いつもお客さんに話すんですが、木造の住宅の場合、大げさな工事にしなくても、修理でなんとかなるものです。
というより、そうしたほうがいい。
昔ながらの木造住宅というのは、もともとが、修理できるように作られているんです。
今回のように戸袋なら貼り替えればいいし、塗料がはげたら濡ればいい。
木製雨戸はベニヤを貼り替えればいいし、ドアや窓の建て付けなども削るとか、蝶番を治せばいい。
床がぶかぶかしているなら、貼り替えればいいし、上から貼る方法だってある。
屋根も、コーキングで補修する方法もあります。
多くの人は、たくさんお金がかかってしまうと思って我慢しちゃっているんですよね。
また工務店やリフォーム会社は小さな仕事は、あんまりやりたがりません。
会社組織だと、経費もかかるし大きな仕事をしないとやっていけないんでしょうね。
私は小さな仕事をやる人がいないと感じ、この仕事を始めました。
そして、年数がたった住まいの場合は特に、必要な修理で対応する方がいいと私は思っています。
小さな工事、どこに頼んでいいかわからないお仕事、気軽にご相談ください。
いつもありがとうございます。