トタン屋根の塗装 湘南茅ヶ崎の塗装(ペンキ)の仕事 便利屋として 人として

 

いつものお客さんです。

最初のころから頼んでくれているおばあちゃん。

だからかれこれ20年以上のおつきあいになります。

 

なんか、セールスの人がきて、2階の屋根がどうとか言われて私に電話をかけてきてくれました。

お客さん
お客さん

「知らない人は怖いから…」

夏場で、全然暇だったのですぐに行きました。

 

トタン屋根がさびちゃってる

だいたい、チャイムを押してのセールスとか電話のセールスは、正直あまりよくありません。

いろいろ聞いています。

2階の屋根は見たところ、なんでもなかったんです。

 

それより、1階のトタン屋根がこんなにさびちゃっていました。

 

奥がさびていないのは、屋根の一部がかぶさっているからです。

これはすぐにやらないといけないです。

さびはどんどん進行するし、いずれ穴が開いちゃいます。

そうすると大掛かりに張り替えないといけなくなる可能性もありますから。

そういう話をして、見積もりをしました。

「あんたに任せるから」と肩をぽんと叩かれて、「お茶でものんでいきな」。

 

便利屋として 人と人として

縁側でお茶をいただきました。

昔ながらの木の住まい。

漆喰、障子、ふすま、畳。

もう少なくなってきた、日本の家という感じの佇まい。

 

私はここには、ほんとうに何度も通っています。

つまりいつも頼んでくれています。

だから気づかなかったけど、お茶を飲みながらしみじみ思いました。

しわが増えたなあって…。

小さくなったなあって…。

 

エボシ代表  久保尚之
エボシ代表  久保尚之

いつも私のことを気にかけてくれて、「仕事はあるのか」、「体は大丈夫か」、「ちゃんとご飯を食べているのか」と。

日本のおばあちゃんという感じで、あったかく、おおらかで、優しいひとです。

母親と同じくらいの年齢で、他人のような気がしません。

私は家族の縁がうすいからよけいにそうなのかもしれません。

少しやせたおばあちゃんは、だけど、まだまだ元気でした。

ここには書けないけれど、プライベートないろいろなことを話しました。

 

トタン屋根の塗装

途中経過は写真撮り忘れましたので、完成した写真はこれ。

 

 

 

きれいに仕上がりました。

簡単に書くと、さびを落として、水で洗って、養生して、さび止めを塗って、トタン用の塗料を二度塗りしました。

写真に撮って、おばあちゃんに見せると、まあきれい、と手を叩いて喜んでくれました。

仕事みょうりに尽きるのはこんなとき。

仕事をさせてもらった上に喜んでもらえる。

お茶を、とまた縁側で。。。

 

庭の百日紅

 

そのあたりも、新しい家がどんどん建っていました。

茅ケ崎はおおいですね。

昔からの別荘みたいなところや、大きな屋敷がなくなると、そこを分割して小さな家がどんどん建ちますね。

雨後のたけのこのように。

 

ここも周囲は新しい家ばかりで、昔からの人はお亡くなりになったり、施設に入ったりでさみしそうでした。

私の仕事も木造の住まいがメインなので、今風のメーカーの住宅は材料も作りも違うのでできないことが多いんです。

だからどんどん仕事が減っていて、そのことを話すと、大変だなあと心配してくれて、頑張りなさいと励ましてくれました。

なんかずしんと響きました。

本音で、こころのこもった言葉だったからです。

社交辞令やふっとでた言葉じゃない、こころからの本当の言葉だったから、味わいがあるというか、なんかじーんときました。

私は母親のような気がしていて、そのことを話すのは恥ずかしいので、何も言えませんでした。

しゃべると泣きそうになっちゃうからです。

百日紅を眺めながら、黙ってお茶を飲んでいました。

 

「秋になったら、また植木をやっとくれ」

苦労しているから、話を変えました。

さすがだなあと思いました。

どうあがいても、私はこの人に勝てそうもありません。

それでもとにかく、人の痛みがわかるこの人を、私は大好きです。