植木の剪定でいつも頼んでくれているお客さん。
これもやってほしいと、濡れ縁とひさしの修理と塗装のお仕事でした。
というかひさしが傷んじゃって、どこに頼んでも無理だと言われていて、なんとかしてほしいとのことで、ついでに濡れ縁もということでした。
濡れ縁の修理と塗装
今はもう珍しくなってきた濡れ縁。
ここに座って庭を眺めたり、お茶を飲んだりしましたよね、昔は。
当然、木部ですからだんだん傷んできます。
こんな感じで腐食が始まっていました。
放っておくとどんどん進行するし、シロアリがつきやすくなります。
もう木が柔らかくなっちゃっていて、厳しかったんですが、大げさにしたくないということで修理で対応しました。
コーキングという補修材で埋めました。
これでしばらくはなんとか使えるし、劣化はおさえられます。
ちなみにコーキング材は塗装をするために変性というのを使います。
上から濡れる材料ですね。
ウレタンという水に強い塗料で、二度塗り。
なんとかなりました。
全体の写真は撮り忘れちゃいましたけれど。。。
ひさしの修理と塗装
問題はひさしです。
こんな感じです。
かなり傷んでいますね。
これは、かなり前にやった業者が錆びて穴が空いたところをテープで補修していたんです。
これ、素材が鉄の場合はやっちゃだめなんです。
そのときはいいけど、数年たってほんの少しの隙間でも雨が入り込んじゃう。
そうすると、乾燥しないしこうなっちゃうんです。
これはひどい状態ですよね。
ほんとはひさし全部を交換する場面ですけど、いろいろな事情でおおげさにしたくないということで、なんとかしました。
がりがりと削ると穴がどんどん大きくなっちゃうので、少しずつさびを落として、無理はしない程度にします。
そしてここでもコーキングで、がっつり塞ぎました。
コーキング材を3本も使いきりました。
途中の写真、ここも忘れちゃいました。
一生懸命作業してると、つい忘れちゃうんですよね。
そして塗装。
今回は三度塗りしました。
どのくらい保つかはちょっとわからないけれど、しばらくは大丈夫。
大きな工事になるからとあきらめないで、なんとかなる場合が多い
リフォーム会社や工務店は、小さな仕事は稼げないから嫌がります。
(もちろんすべての業者がそうだとはいえません。親身になってくれる業者もいるかもしれませんが)
それに大きくなると、小さな仕事では経営がなりたたないのでしょう。
私がいつも思うのは、大げさになるからとあきらめちゃってそのままにしているケースがほんとに多いんです。
だけど、やり方によっては、なんとかなるという場合がとても多い。
もちろん、無理な場合だってありますけれど。
そのままにしておくと、どんどん劣化が進んじゃうんです。
だからほんとは対応した方がいい。
私は若い頃、大工をやっていて、小さなちょっとしたことをやる人がいないと感じて、この仕事をやっています。
昔は野心もあり、いろいろと悩みましたが、今は誇りを持っています。
今はメーカーハウスが多くて、仕事は減ってきていますが、のんびりやっています。
困ったときはいつでも気軽にご相談ください。。。
いつもありがとうございます。