このサイトを見て相談してきてくれたお客様でした。
最近はサイトを見ての相談が少しずつ増えてきました。
畳をフローリングにしたいとのことでした。
最近、こういう依頼も増えてきました。
中古住宅を購入して、自分でリフォームするほうがコストパフォーマンスもいいし、自由にできますね。
見積もりをして、作業に。。。
畳を外す
まずは畳を外します。
そうするとこんな感じで下地がでてきます。
真ん中が四角いのは掘りごたつの跡です。
畳の下地は、だいたいはコンパネという板が貼られています。
写真ではわかりづらいけど、一部床板がぶかぶかしていました。
けれどほんの少しだったので、下の骨組みの垂木にビスを打ち込んで対応しました。
垂木を貼る
上に、フローリングの下地となる垂木を貼っていきます。
303ミリ(1尺)の間隔です。
それはフローリングの大きさに合わせるため。
断熱材を貼る
垂木の間に断熱材を貼っていきます。
これは必須。
断熱材を貼らないと冬寒いですから。
暮らす人を思って仕事する
仕事って、なんでもそうだけど、地道ですよね。
ひたすら同じ作業を繰り返すし、体がきついときもある。
そんなとき、私は、住む人のことを想像します。
ここでテーブルを置いて、ご飯を食べたりテレビを見たりするのかな、とか。
夫婦の寝室なのかな、とか。
帰ってきて、ここで笑ったり泣いたりするのかな。。。
毎日の暮らしがここで積み重なっていくのだな。。。
そんなこと思いながら、よくなれよくなれって、やります。
料理人が、おいしくなれおいしくなれって作るのとおんなじですね。
もちろん仕事だから、お金のことも時間も考えなきゃだけど、そればっかり考えてると、不思議なんだけど、疲れちゃうんですね。
暮らしのことを思ってやると、なんか力がでるというか、やる気がおきます。
完成。。。
仕事に夢中で撮り忘れましたが、12ミリのコンパネという板を下貼りしています。
どうしても隅っこに隙間ができてしまうので、こーきんぐというパテで埋めて仕上げました。
部屋というのはまっすぐじゃないんです。
だいたいミリの単位でずれています。
フローリングについて
フローリングは掃除がしやすい、水をこぼしても拭きやすい、ダニが発生しずらい、表替えなどの手間がかからないなどのメリットがあります。
デメリットは、足が冷えやすい、足が疲れやすいとかありますね。
逆に今、若い人たちに畳がいいという人も増えているようですけれど。。。
フローリングには無垢フローリングと複層フローリングとあります。
無垢材は天然木を使ったもので、複層材は集成材です。
私のところでは、修理の依頼が多く、年数のたった住まいの修理や年配の方の依頼が多いので、ほとんど複層材です。
最近は、国産で手頃な金額でいいものがでています。
いつもありがとうございます。
私は、最近少なくなった小さな工事の大工です。
湘南地域、相談によっては県内にも可能です。
いつでも気軽にご相談ください。